15. 代名動詞#
代名動詞とは、動詞の前に再帰代名詞(me, te, se, nous, vous, se)を伴う動詞のことである。以下の通り用法がいくつかあるので、どのような用法があるかを、例文とともにおさえたい。
| 用法 | 例文 |
|---|---|
| 再帰的用法 | Tous les jours, je me couche vers minuit. (毎日、私は夜12時頃に寝る。) |
| 相互的用法 | Nous nous saluons. (私たちは挨拶を交わす。) |
| 本質的用法 | Vous vous souvenez de votre enfance ? (あなたは子供の頃のことを覚えていますか。) |
| 受動的用法 | Ce livre se vend très bien. (この本はとてもよく売れる。) |
- 代名動詞は複合時制で必ず助動詞として「être」をとる。
代名動詞は、主語自身への作用を簡潔に表せるという点で非常に便利である。また、代名動詞を用いることで、自動詞的な状態変化を表すこともでき、行為者をぼかした受動表現もより自然な形で行うことができる。
代名動詞の本質は、「動作が外部の対象へ向かわず、主語自身へ折り返す、あるいは主語たちの間で循環する」という一点にある。そこから再帰的・相互的・受動的・本来的の4用法が派生し、機能的には「自分への作用の簡潔な表現」「他動詞の自動詞化・状態変化化」「行為者をぼかす受動」といった役割を担うために用いられる。