第2課 国籍と職業|解説#

会話本文と対訳

Léa
Vous êtes français ?「あなたはフランス人ですか?」
Kenji
Non, je suis japonais. Je suis journaliste.「いいえ、私は日本人です。私は記者です。」
Léa
Ah, et elle, elle est italienne ?「ああ、では彼女はイタリア人ですか?」
Kenji
Oui, elle est italienne. Elle est professeure.「はい、彼女はイタリア人です。彼女は教授です。」
Léa
Et lui, il est espagnol ?「では彼はスペイン人ですか?」
Kenji
Non, il n'est pas espagnol, il est américain. Il est architecte.「いいえ、彼はスペイン人ではありません。彼はアメリカ人です。彼は建築家です。」
Léa
Vous êtes tous étudiants, alors ?「それでは、あなたたちはみんな学生ですか?」
Kenji
Non, nous ne sommes pas étudiants, nous travaillons déjà !「いいえ、私たちは学生ではありません、もう働いています!」

語彙と重要表現(11語)

語句意味
français(e)フランス人の
japonais(e)日本人の
journalisteジャーナリスト
italien(ne)イタリア人の
professeur(e)教授
espagnol(e)スペイン人の
américain(e)アメリカ人の
architecte建築家
alorsそれでは、では
travailler働く
déjàすでに
I

国籍を表す形容詞の性数変化

国籍の形容詞は、修飾する名詞(あるいは主語)の性数に合わせて変化する、ふつうの形容詞である。基本は男性形に -e を足すだけだが、語尾によって変化のしかたが少しずつ異なる。

男性単数女性単数男性複数女性複数
françaisfrançaisefrançaisfrançaises
japonaisjaponaisejaponaisjaponaises
italienitalienneitaliensitaliennes
espagnolespagnoleespagnolsespagnoles
américainaméricaineaméricainsaméricaines

japonais のようにもともと -s で終わる語は、男性単数形と男性複数形が同じ形になる。italien → italienne のように -ien で終わる語は、n を重ねてから -e を足す点に注意。性数変化の一般的なルールは理論編・文法2章「性数変化」参照。

II

être+無冠詞の語(国籍・職業の言い方)

職業を表す語(journaliste, professeure など)は、être の後ろに無冠詞(英語の a/an にあたる冠詞をつけない)で置く。国籍の形容詞も職業の名詞も、どちらも「être+無冠詞の語」という同じ形で使える。人を表す名詞は理論編・語彙編5章「人に関する名詞」にまとめられている。

ここまでで je suis / vous êtes / il(elle) est / nous sommes が登場した。être は主語ごとに形が大きく変わる不規則動詞であり、活用の一覧は理論編・文法6章「時制」参照。

III

疑問文と否定文

話し言葉では、文の形をそのままに文末のイントネーションを上げるだけで疑問文になる(イントネーション疑問文)。「Vous êtes français ?」はこの形である。書き言葉や少し丁寧な場面では、文頭に Est-ce que をつける形もよく使われる(Est-ce que vous êtes français ?)。

「〜ではない」というときは、動詞を ne と pas で挟む(Il n'est pas espagnol.)。ne の直後に est のような母音で始まる語が続くときは、ne が n' と省略される。疑問文・否定文の作り方は理論編・文法4章「否定文と疑問文」参照。

IV

il / elle と ils / elles の使い分け

主語人称代名詞については理論編・文法3章「人称詞と指示詞」参照。「彼ら・彼女ら」を表す ils / elles は、含まれる人が全員女性のときだけ elles を使い、男性が一人でも混ざれば ils を使う。