第14課 レポートの締め切り|解説#

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Élodie
Il faut que tu finisses ce rapport avant vendredi. (君は金曜日までにこの報告書を終わらせなければなりません。)

Romain
Je ne pense pas que ce soit possible si tôt. (そんなに早くには無理だと思います。)

Élodie
Pourquoi ? Tu as beaucoup de travail cette semaine ? (どうしてですか?今週は仕事が多いのですか?)

Romain
Oui, il est possible que je sois en retard. (はい、遅れる可能性があります。)

Élodie
Élise a dit qu'elle finirait le rapport ce soir-là. (エリーズはその日の夜には報告書を終わらせると言っていました。)

Romain
Ah bon, elle vous a dit ça ? Espérons qu'elle ait raison ! (そうですか、彼女がそう言ったのですか?彼女が正しいことを願いましょう!)

語彙と表現#

語句意味
il faut que~しなければならない
rapport報告書、レポート
vendredi金曜日
penser思う、考える
possible可能な
tôt早く
travail仕事
en retard遅れて
dire言う
ah bonそうですか
espérer願う
avoir raison正しい

ポイント#

I. 接続法とはどんな法か#

接続法は、主に「que」で始まる従属節(主節以外の節)の中で使われる。直説法のように「事実をありのまま述べる」のではなく、主節の意味によって使うかどうかが決まる点が特徴である。代表的なきっかけを表にまとめる。

主節のパターン
croire, penser などを否定文・疑問文で使う場合Je ne pense pas que ce soit possible.
願望・禁止・恐れを表す動詞(vouloir que, avoir peur que など)J'ai peur qu'il ne soit trop tard.
falloir(=il faut que ...)「~しなければならない」Il faut que tu finisses ce rapport.
非人称構文で必要性・可能性を表す場合(il est possible que など)Il est possible que je sois en retard.

詳しくは理論編・文法12章「接続法」参照。

II. 接続法現在形の作り方#

語幹は直説法現在形の三人称複数形(nous, vous のときは一人称複数形)の語幹と同じになることが多い。語尾はすべての動詞で共通である。être と avoir は語幹・語尾ともに特殊な形になる。

語尾例(finir)特殊形(être)特殊形(avoir)
je-efinissesoisaie
tu-esfinissessoisaies
il / elle-efinissesoitait
nous-ionsfinissionssoyonsayons
vous-iezfinissiezsoyezayez
ils / elles-entfinissentsoientaient

III. 接続法過去形#

接続法過去形は、「avoir(またはêtre)の接続法現在形+動詞の過去分詞形」で作る。複合過去形と同じ骨組みで、助動詞の部分だけが接続法現在形になる。現代の会話では、接続法半過去形・接続法大過去形はほとんど使われず、この接続法現在形・接続法過去形の2つを使うのが基本である。

IV. 時制の一致(間接話法における時制の変化)#

これは接続法とは別の話題で、「Elle a dit que ...」のように、過去時制の動詞で他人の発言を伝える(間接話法にする)とき、従属節の時制を主節の時制に合わせて変化させるルールである。

直接話法(発言そのもの)間接話法(過去時制で伝える場合)
直説法現在直説法半過去
直説法複合過去直説法大過去
直説法単純未来条件法現在
直説法前未来条件法過去

本文の「Élise a dit qu'elle finirait le rapport.」は、エリーズの発言(直接話法なら « Je finirai le rapport. »:単純未来形)を、過去時制の a dit で伝えるために、単純未来形が条件法現在形(finirait)に変化した形である。詳しくは理論編・文法17章「話法」参照。