第3課 カフェでの注文|解説#
訳#
Sophie
Bonjour, vous désirez ? (こんにちは、ご注文は?)
Hugo
Je voudrais un café et une eau, s'il vous plaît. (コーヒーを一つと水を一つお願いします。)
Et comme dessert, vous avez du gâteau au chocolat ? (デザートには、チョコレートケーキはありますか?)
Sophie
Oui, nous avons du gâteau au chocolat et des croissants. (はい、チョコレートケーキとクロワッサンがございます。)
Hugo
Alors, un gâteau au chocolat, merci. (それでは、チョコレートケーキを一つお願いします。)
Vous n'avez pas de croissants aux amandes ? (アーモンドクロワッサンはありませんか?)
Sophie
Non, désolé, nous n'avons pas de croissants aux amandes aujourd'hui. (いいえ、申し訳ございません、本日はアーモンドクロワッサンはございません。)
語彙と表現#
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| désirer | 望む(ここでは接客表現「ご注文は」) |
| vouloir | ~が欲しい(je voudrais で「~が欲しいのですが」) |
| café | コーヒー |
| eau | 水 |
| s'il vous plaît | お願いします |
| avoir | 持っている |
| dessert | デザート |
| gâteau | ケーキ |
| chocolat | チョコレート |
| croissant | クロワッサン |
| merci | ありがとう |
| amande | アーモンド |
| désolé(e) | すみません、残念に思う |
| aujourd'hui | 今日 |
ポイント#
I. 冠詞の3つの種類#
フランス語の名詞には、原則として冠詞(または冠詞に相当する語)を伴う必要がある。冠詞には、可算名詞につく不定冠詞・定冠詞と、不可算名詞につく部分冠詞がある。
| 男性形 | 女性形 | |
|---|---|---|
| 不定冠詞(単数) | un | une |
| 不定冠詞(複数) | des | des |
| 定冠詞(単数) | le (l') | la (l') |
| 定冠詞(複数) | les | les |
| 部分冠詞 | du (de l') | de la (de l') |
- 不定冠詞(un café):数えられるものが「一つ・いくつか」あることを示す。初めて話題に出すものにも使う。
- 定冠詞(le café):話し手・聞き手の双方が「どれのことか」特定できるもの、あるいは種類全体を指すときに使う。
- 部分冠詞(du gâteau):ケーキやパンのように、量として捉える不可算名詞に「いくらか」の意味で使う。
( ) 内は、直後の名詞が母音(または無音の h)で始まるときに使う形。詳しくは理論編・文法1章「品詞と文型」参照。
II. 名詞の性#
フランス語の名詞は、必ず男性名詞か女性名詞のどちらかに分類される。人を表す名詞は自然な性に対応することが多いが(homme は男性名詞、femme は女性名詞)、ものを表す名詞の性は直観的にはわからないため、単語ごとに覚える必要がある。
| 語尾 | 傾向 |
|---|---|
| -age, -ment, -eau, -teur | 男性名詞になりやすい |
| -tion, -sion, -té, -esse, -ette | 女性名詞になりやすい |
(例外もある。)基本的な名詞は理論編・語彙編3章「基本の男性名詞」・語彙編4章「基本の女性名詞」にまとまっている。名詞の複数形の作り方(原則 +s)は、形容詞の性数変化と同じ原則なので、理論編・文法2章「性数変化」もあわせて参照。
III. 冠詞の縮約形#
前置詞 à または de の直後に定冠詞 le / les が来ると、1語に縮約される。
| à+定冠詞 | de+定冠詞 | |
|---|---|---|
| le | au | du |
| les | aux | des |
| la / l' | à la / à l' | de la / de l'(縮約しない) |
本文の「gâteau au chocolat」は、直訳すると「chocolat(という定冠詞つきの語)についてのケーキ」で、à+le が au になった形である。
IV. 否定文で「de」になる冠詞#
不定冠詞・部分冠詞が付いた語が動詞の直接目的語になっている文を否定文にすると、その冠詞は原則として de に変わる(第2課で学んだ ne ... pas とあわせて使う)。
- Nous avons des croissants. → Nous n'avons pas de croissants.
なお、être の後ろの補語にはこの規則は適用されない(Ce n'est pas un café. のように un のまま)。
V. 冠詞をつけない場合#
所有形容詞・指示形容詞など冠詞の代わりになる語が名詞についている場合や、一部の前置詞(sans, en など)の後ろ、そして都市名(第1課の J'habite à Paris. のように)には、原則として冠詞をつけない。